みなさん、覚えていますか?
http://manga-artist.info/によるサブブログ「ヒトコマコウサツ」の無断転載問題がありましたなぁ。みつきちゃんだけやなく、他のはてなユーザにもまぁまぁな被害が及んでいることがわかり、一時、はてな界隈を揺るがす問題にも発展しました
対策を練っても練ってもパクられ続けました。
気分としてはアンパンマンに出てくる「くらやみまん」と戦っている気持ちでした。
正体不明、誰やねんって感じですよ。
サーバー会社に連絡しても音沙汰なし・・
各ASP会社に通報しても「この件に関しては、弊社では対応が難しいです」
仕舞いには、各専門機関に問い合わせ等をしたらと言われたなぁ?
地元には著作権に強い弁護士がいなかったので、ダメもとで県警のサイバー課に相談しました。
追い返されるどころか、しっかりと相談を聞いてもらい、このパクリブログの情報をサイバー課と地元の警察署と共有できました。
私はただ安心してブログを更新したいだけ・・もうパクられたくない・・だったらどうするの?と考えた時に「警察という究極の手段」に出ました。だって・・地元の弁護士さん著作権に強い人いないんだもん・・離婚やら破産やら多いけど・・
今回の記事は非常に長いので、お時間がある方のみでお読みくださいませ。
また警察に相談をしたことで賛否両論があるかと思いますが・・あまり批判はしないでほしいなぁとお願いします。(ガラスのハートの持ち主なので・・)
ブログの丸まくり問題、その後( http://manga-artist.info/ )
県警のサイバー課に相談しました
実は、県警のサイバー課に相談しました。
本来ならば、法律事務所に相談したかったのですが、県内で著作権に強い弁護士はおらず(東京ばかりに集中・・コロナ禍ではいけない・・)、誰に相談をしたらいいのかわからず途方にくれました。
考えついた先に警察しかなかってんな・・?
相談内容としては「著作権侵害」「著作権侵害を通じた利益の搾取」を中心に相談しました。
サイバー課の担当の刑事さんに包み隠さず全ての情報を提供しました。
警察に相談するなんて自転車盗まれた以来でしたので、かなり緊張しました(しかもこの時は交番で相談し、自転車は数年後戻ってきました)
そして、いったん相談内容を聞いていただいた結果、案件がサイバー課ではなく、県警を通じて、地元の県警にお任せすることになりました。
後日、地元の県警で、お話を全て聞いてもらい、担当の刑事さんに再度ブログの情報等を提出しました。
(刑事さん何気に「いや~ヒトコマコウサツ面白いですね!つい読み込んでしまいました!と・・ちょっと嬉しいけど恥ずかしいw)
私が県警に相談した理由としては、サイト運営者がどのような人間か全くわからない、サーバー会社からの連絡がない、個人単位で対策を行うには限界がある・・特に脅迫など脅されたりはしていないけれども、更新するたびに抜かれて非常に困っている。
そして、私以外にも多数被害者は存在している。各ASP会社にも迷惑が掛かっている等・・八方ふさがり状態の私に刑事さんは話を全て聞いてくれました。
現在の状況としては、私のブログが著作権として成り立つかどうか、第三者機関と連携を取っているところです。時間がかかる案件になるのは必須ですが、悪い方向にならないのは確実だと考えています。
インターネットホットラインにも通報
インターネットホットラインというネットでの違法情報を通報できる機関があります。
こちらでは、世間的にOUTなサイトを見つけ次第、御通報くださいということで、例のパクリサイトはもしかしたら例外かもしれませんが、通報だけはしました。
結果としては「通報された情報はホットライン運用ガイドライン対象外のため、関係機関・フィルタリング事業者等に情報提供しました。」
対象外だけれども、関係機関等には情報提供したよという意味で、もっと簡単に言えば軽い目のブラックリストには乗っているよということです。
サーバー会社から連絡が!
9月下旬、このころの私は警察と定期的に話し合いをしたり、ブログ書いたり、育児したりの日々でした。(忙しかったぁ)
ちょうど9月下旬ごろ、サーバー会社から連絡が入りました。
内容は、私が以前削除依頼していた内容を運営者に伝え、注意勧告するということです。それだったら是非お願いしますとYESをだし、削除してくれることこれ以上パクられないように願いましたが、10/29を過ぎても削除する気配はありませんでした。
サーバー側も期日を過ぎて削除しなければ強制削除とかしたらいいのにと思うのですがね・・このサイトを守っているの?としか思えない対応でした。
削除されなければ法的手段も検討
万が一、削除もしない、パクリも辞めないのであれば、それこそ法的手段に乗り出すつもりでしたが、
法律事務所の価格を見てびっくり!削除だけで16万円以上、サイト閉鎖で30万円以上と割と掛かります。(はっきり言ってそこまでするのはどうかね??と考えています)
絶対にありえないと思いますが、万が一、訴訟を起こして最高裁まで行けばこちらの裁判費用も物凄いことになります。(ある意味ニュースになりますねw)
泣き寝入りと言っては辛いですが、この時点ではグーグルや先ほどのインターネットホットラインに定期的に「このサイト、人のサイトパクって利益ゲッチューしてまっせ!」とお知らせすることしかないと思いました。
送信防止請求・開示請求を検討、しかし・・
サーバー側に「送信防止請求」を行いたいことを伝えると「法律事務所等を通じて出ないとできない」と言われてしまいました。
何故でしょう?実際に送信防止請求を行ったブログなどを見ていると、別に法律事務所を通してではなく、個人で行っている人もいたので、このサーバー会社は何を言っているんだ?と思いました。
このパクリサイトを守っているのかな?とさえ思いました。
万が一、法律事務所を通じての送信防止請求を行うとすると費用が10万円超えになることは必須なので、こちらとしてはコストかけずにグーグル八分にしたほうがまだいいのでは?と思いました。
なんて話が一方通行のサーバー会社と話すらできないのであれば、目星をつけていたネット等のトラブルに強い東京の法律事務所(初回30分電話相談無料)をしようと思っていました。
先ほどの警察の話に戻しますが、何十万もかけて法律事務所に依頼するのもちょっとどうかと思うのでと助言されましたので、この案件はすべて警察にお任せすることにしました。
あれ?いつの間にかパクられなくなった!
10/24日,思い切ってパクリサイトを開いて自分の項目を確認すると、私が10/12に投稿したGALS!!の感想記事がパクられていません!!
hitokomakohsatsu.hatenadiary.com
hitokomakohsatsu.hatenadiary.com
もしかしたらと思い、私が連絡したはてなユーザーさんのIDを次々と入れて確認すると
9/29以降、記事がパクられていないです。
毎日ブログを更新しているタコスカさんというブロガーid:kefugahiさんがいるのですが、彼のブログ記事が9/29以降パクられていません!
私が以前連絡を入れたブロガーさんももうパクられていません
(id:akirainhope id:nanatsudrop id:mogmogfirst id:newmoon13 id:teakatsusand )
もしかしたら、まだまだはてな被害者さんがいるかもしれないですが、私が連絡を入れたユーザーさんのブログ記事はパクられていないのが安心です。
削除は難しいけれども、もうパクられないとわかるだけでも安心してブログ運営ができそうです。
(私からするとパクるのやめるんやったら、削除もしろよと思う。これに関しては悪質だと判断しているので、引き続き警察にお願いしてます。後安心してください。警察に情報を提供しているのは「私のブログのみ」です。他の皆様のブログは一切提供しておりませんので、ご安心くださいませ)
今回の件はもしかしたら私以外のはてなユーザーさんがサーバー側への通報などを行ってくれたのでは?と思います。本当にありがたいです。
今回の件をお知らせしなければ、心穏やかにブログ運営ができたのにと思うと本当に心苦しいですが、盗まれ続けるほうが気分的にどうかなと判断しご報告いたしました。
今回の件では、多大な迷惑をかけ不快な思いもさせましたが、ここに至るまでは決して自分だけではなく皆様のおかげだと思っております。心から感謝しております。
最後に、ブログをパクって逮捕されるケースもある
パクられることがなく、ブログ運営を続けることはできそうですが、私はまだ警察との連携は続けようと考えています。
だってサーバー会社から警告されたのに削除していない時点で悪質だと認識しています。
ブログの著作権は、小説や漫画等に比べると優先順位的には低くある傾向ですが、
ブログの管理人に無断転載をし、あたかも自分が書きました的にアップをすると
立派な著作権違法に当たります。
ブログパクったくらいで逮捕されないだろうと言われていますが、
実際に2009年に一般の方が、gooヘルスケアのブログ記事をずっとパクり続け、自分のブログにアップしたことで逮捕されました。
逮捕なんて厳しすぎと言われていますが、パクられた本人からすると、ある日突然可愛い子供をどこか遠くへ連れ去られたようなものです。
ほんの軽い出来心で、書くのがめんどくさいなど私利私欲を満たすために無断転載に手を出すのは立派な犯罪です。
訴訟と逮捕という社会的リスク、そしてパクリサイトであるというネット社会での信頼をなくしてまで人の記事をパクるのはマジで意味が分かりません。
9/29をもって記事が盗まれていないことがわかりましたが、運営者はパクった私たちの記事を削除しておらず、自分のブログとして掲載を続けています。
ハードルを下げれば、パクられないことで安心して更新ができるという「一端解決」という見解を取ることができます。私としては警察がどこまで対処してくれるかをただただ見守っていくのみです。
ここまで非常に長い文章でしたが、お読みいただき誠にありがとうございます。
そして、この問題に携わった全ての期間、私の家族、ご相談に乗っていただいたブロガー様、各ASP会社の法務担当者様、県警の刑事さん、サイバー課の刑事さん、そしてはてなブログサポート様にこの場を借りて感謝を申し上げます。
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