こんにちわ!みつきです!
「無園児」について、さりげなくブログ内で発信していますが、どのような意味かご存じでしょうか?
満3歳児以上の子供が、幼稚園・保育園・認定こども園等、就学前施設に通わずに、様々な事情で家庭保育を受けている子供を表します。国内だけで約14万人の子供たちが幼稚園等に通っていないのです。
働いている母親ならば、認可保育園または無認可保育園に入れて働きに出ることができます。
しかし働いていない専業主婦世帯の母親は、3歳児になった時点で幼稚園または教育認定を設けている認定こども園へ通うことができます。
しかし、発達遅延・障害等の要因が絡み入園が叶わず、思いもよらず無園児になるケースがあります。
簡単に言えば、年収1000万円家庭のママの子供が発達遅延や障害により、無園児になるケースも珍しくはありません。
無園児・入園できない子供がいるのご存じですか?
専業主婦世帯と無園児
私たち親子も無園児の危機にありました。
息子の言葉の発達の遅れで、数々の幼稚園や認定こども園の入園を断られました。
運よく、公立の認定こども園へ入園できましたが、万が一落選したら「無園児」になっていました。
周りにいる発達がゆっくりなお子様の中で幼稚園の入園は、諦めて療育施設へ通っている話を聞いたこともあります。
まさか子供の発達や園の抽選次第で無園児になるなんて思わなかったという声もよく聞きます。
特に専業主婦のママは、自分の子供の発達次第で無園児になるということもあり、
家庭保育に限界があるという叫びの声もあります。(普通のママが保育士さん並みの保育をするのは絶対に無理!)
近年、英語や小学校受験に特化したお勉強ができる園が大変人気ですが、
一方で発達や障害に理解をしてくれるのは、公立の幼稚園・認定こども園もしくは療育園しかないのが現状です(しかも地区によっては数少ない、廃園の危機もあり・・・)
はっきり言って昔に比べると発達に心配がある子は急増していると思われます。
友人の中学教師曰く、昔に比べると支援級の生徒さんが増えている(昔は数人程度だったのが、今や数十人もいる!)と言われているくらいなので、就学前の子供の比率で考えると一目瞭然です。
これからの幼稚園と認定こども園は、より発達の遅れの子供に寄り添う姿勢でないと生き残っていけないと思います。
育児書通りに育っている定型の子供ばかりにこだわって選んでいると、それこそ無園児の子供も増えるし、園の経営にも直撃するのでは?
長い目で見ると社会にとってマイナスになると感じました。
そして、逆に働くママが1歳前後でお子様を保育園入園を叶えることができても、発達の遅れが原因で退園を迫られるケースもあるそうです(お知り合いのお子様は2歳までに歩くことができないと園で面倒見ることができないと通告されたそうです・・)
こうなれば、働くママが失業する可能性もあるし、生活が成り立たないこともあります。退園させられた子供は園生活という貴重な体験を送ることもできない・・働くことができないから家計が赤字になる・・
幼保義務化を強く望む!
つまり・・言いたいことは幼稚園及び保育園を義務化にしてほしい。ただそれだけです。
義務化にすることで定型の子供、発達に心配がある子供、貧困の子供、外国籍の子供が無園児にならず、手厚い保育を受けることで心身共に健やかなる成長を施すことができ、より長い目で見ると社会にも大きく貢献できます。
この状態だと、子供を産んでも安心できない社会になり、ますます女性の負担が増えそうですよね・・
無園児を産まないためにも国や自治体が対策を練る必要があると思います。
合わせて読みたい☟
言葉の発達が遅れている子供向けの幼稚園・認定こども園の探し方 - みつきの人生レシピ
地域とつなげることで孤立せず「無園児」にならない!
コロナ禍の育児は「孤独」になりがちです。
従来、地域などで開催されていた未就園児向けのイベントが相次いで中止になったり、
園情報を共有できる「ママ友」を作りにくかったりとより孤独です。
実を言えば無園児になる条件としては「情報から孤立」することです。
ママが全員自ら積極的に園情報を集めているわけはありません。
子育てで鬱になったりすると園情報を集めるより、日々子供と生きていくほうが優先的になります。
孤立しやすい親子は情報から孤立することで無園児になりやすい・・だったらどうするかと言いますと、親子と地域とのつながりを模索することです。
お住まいの自治体では必ず、「地域担当の保健師さん」がいらっしゃいます。
「地域の保健師さん」と密に「子育てがしんどい」「辛い」など伝えておくことで、親子の状況を伝え、孤立しないように「園情報」を保健師さん経由で得ることも可能です。
最も孤立しやすい外国籍の親子にもこの方法は是非活用してほしいです。
知らない国・言葉の通じにくい国での子育てはより孤立しやすいため、来日したら真っ先に「地域の保健師さん」&「通訳さん(市役所には通訳さんを手配してくれる課があります)」を手配することで無園児を防ぐことができます。
地域と親子を結びつけることで「無園児」を回避することができます。
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